【テニス】ローママスターズ決勝 ナダルVSズべレフ
こんにちは。ハナタロウです。
今日はテニスについての記事を書きます。
テニス観戦も私の趣味の一つです。
素人なので詳しい解説は出来ませんが、観た感想を書いていきたいと思います。
ローママスターズ
5/11~20にかけて【BNLイタリア国際】が開催されました。
通称【ローママスターズ】ですね。
以下、大会の概要です。
- 大会名:BNLイタリア国際(ローママスターズ)
- グレード:マスターズ1000
- 開催地:イタリア/ローマ
- サーフェス:クレー
- ドロー:56
- 賞金総額:約6億5000万円(優勝賞金約1億円)
本大会はMS(マスターズ)クラスに分類される大会でテニスではGS(グランドスラム)に次ぐ大きな大会です。
決勝はナダルVSズべレフ
錦織選手は残念ながら準決勝でジョコビッチ選手に敗れてしまいました。
ただ、試合内容はすごく良かったので全仏オープンは期待出来そうですね。
同時にジョコビッチ選手も最近の不調からは考えられないような好パフォーマンスでした。
2人共、怪我はかなり回復してきたのではないかと思います。
全仏オープンで活躍が楽しみですね。
さて、2人に代わって決勝に進出したのはベテランのラファエル・ナダル選手(スペイン)と期待の若手アレクサンダー・ズべレフ選手(ドイツ)でした。
ナダル選手はテニスファンなら誰もが知っている大ベテラン。
特に本大会のようなクレーコートでの試合にめっぽう強く勝率は脅威の90%超えΣ(・□・;)
クレーキングと呼ばれるだけあり、今年も死角は無さそうです。
一方のアレクサンダー・ズべレフ選手は21歳になったばかりの若手一の有望株。
先週のマドリードマスターズでも優勝を飾っており、本大会のディフェンディングチャンピオンです。
まさに、新旧クレーキング対決という形となりました。
第一セット
正直なところ、試合前の私の予想としてはかなりいい勝負になるのではないかと思っていました。
というのも、今季ズべレフはクレーコートで素晴らしい結果を残しています。
モンテカルロ…ベスト4
マドリード…優勝
バルセロナこそ出場しませんでしたが、上記の大会だけを見るとナダルよりも成績が上なんですよね(ナダルはモンテカルロ優勝、マドリードベスト8です)
もちろん素の実力はナダルの方が上なのは承知ですし、おそらくナダルが勝つだろうとは予想していましたが、ズべレフへの期待値も含めて接戦になると予想しました。
…がしかし、
第一セット ナダル 6 ― 1 ズべレフ
第一セットは一方的な展開になってしましました(^^;)
観ていた感想としてはズべレフがナダルの球に対応しきれていない気がしました。後、決めるべきところでミスが多く流れを掴めていないように見えました。
ナダルの球はものすごいスピンを加えて打つのでクレーコートのような弾みやすいコートではより高く跳ねるため、非常に打ち返しにくいことは承知なのですが、ここまで一方的になるとは…
第一セットスタッツ
手作りなので見にくくてすみませんm(__)m
当然ながら全体的にナダルが上回っています。
特筆すべきはサーブ。平均200km/hのサーブを打っても27%しかポイントを取れないのでは厳しいです。
一方のナダルは2ndサーブ時のポイント獲得率が100%!
なぜ1stよりも確率が高いのか分かりませんが、かなり一方的なスタッツとなってしまいました。
うーん。ナダルに挑むには早すぎたか。会場もシーンと静まり返ってしまい、なんとも言えない雰囲気になってしまいました。
第二セット
テニスというのは分からないものです。
セットが変わった後に流れが変わるということはよくあります。
第二セット ナダル 1 ― 6 ズべレフ
しかし、ここまで真逆に変わるのも珍しかったです。
ズべレフが開始から5ゲーム連取しました。
あわやベーグル(6-0でセットを取ること)を焼いてしまうかと思いましたがナダルが意地で阻止しました。
解説が言っていましたが、ナダルがクレーコートでベーグルを焼かれるということはここ5年の記録では無いようです。(というかもしかしたら1度も無いかもしれません)
第二セットスタッツ
スタッツの通り、ズべレフのエースがガンガン決まっていました。
グラウンドストロークでかなり力強いショットを打ち、ナダルが後手後手になっていました。逆にナダルは調子を落としたのか、それともズべレフの球に押されたのかストロークが浅くなっていました。
ただ、ズべレフは相変わらずチャンスボールを変にミスしてしまう部分はそのままでしたのでパーフェクトという訳ではなかったですが…
何にせよシーソーゲームになったことで会場も大盛り上がり(^^♪
目が離せない面白い試合になりました。
ファイナルセット
雨…
ほんとに何て邪魔なんでしょう。(雨に文句を言っても仕方ないですが)
屋根のないコートでの試合の場合、雨が降ると中断してしまうのが悩ましいところです。
比較的クレーコートでは多少の雨であれば続行するのですが、テレビで見ていても雨が目視出来るくらいですから、無理だろうなとは思っていました。
おかげで1時間近く待たされてしまいました。
そして、選手にとっても運命の雨となってしまいました。
ファイナルセット ナダル 6 ― 3 ズべレフ
雨で中断になるまではズべレフの3-2(1ブレイクアップ)でした。
第二セットの流れをそのまま掴んでいました。
特にサービスゲームの安定感は抜群でナダルがブレイクの気配を掴めない程でした。
このままズべレフが優勝するのかと思いましたが、雨の中断で狂ってしまったか、ナダルが復活しきってしまったのか1ゲームも取れずに負けてしまいました。
再開後のズべレフは第一セットを思い出すような感じでミスを重ねていましたね。
試合トータルスタッツ
トータルで見るとズべレフはブレイクチャンスがありながら中々生かすことが出来なかったのに対し、ナダルはうまくチャンスをものにしました。
この辺りが明暗を分けたのかもしれませんね。
全仏オープンへ向けて
バルセロナまで見終わった後、正直今年もナダル一強なのかとナダルの凄さを称賛しつつナダルに対抗する選手が早く出てきてくれないかと思っていました。
しかし、マドリードではティエムがナダルを破り、ローマではジョコビッチとズべレフがナダルに肉薄する試合を見せてくれました。
錦織もかなり回復していることを証明してくれましたし、全仏オープンはもしかしたら波乱を見せてくれるかもしれないですね(と言いつつ終わってみたらナダルが全試合ストレート勝ちしていたってことも十分ありえますが(^^;))
全仏オープン、楽しみにしたいと思います。
それでは(^_-)-☆